8月17日
ローマ10日目
ボルゲーゼ公園にあった古い建物を改装して2006年に開館した美術館。
入口前にあるブロンズ像。騎士道的ロマンチシスムを感じる。
常設作品は収集家カルロ・ビロッティ(香水メーカーJaqueline Cochranの社長)がローマ市に寄付したもので、彼が芸術家たちとの長年の交流の間で集めた現代アートを鑑賞することができる。
¤ Andy Warhol,
Mother and Daughter, 1981
カルロ・ビロッティの妻と娘。
ニョキッとした構図といい、背景の桃色といい、唇と瞳の色のビビットさといい、今まで見てきたウォーホルのポートレート作品の中で一番良かったかもしれない。こんな素敵な肖像画を描いてもらえてうらやましい。
常設展はデ・キリコの作品が最も多く、18作展示されていた。彼の作品をこんなにまとめて見たことが無かったので、良い機会だったと思う。
¤ デ・キリコ,
Mistero e malinconia di una strada, fanciylla con cerchio(街の神秘と憂鬱), 196X
彼の作品の中でもかなり有名なシリーズ。
鑑賞者に「どこかで見たことのある風景」と思わせ、愛郷の気持ちを湧き上がらせるらしい。たしかに。
企画展ではMauro Molinarの絵画を特集していた。
面白かったけれど、記憶に留めておきたいと思うほどの魅力は感じなかった。
美術館の前にあった噴水広場。
水の色がナポリの海より綺麗なのは何故。